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| 鳥鎮の水質浄化についての私見 | |
| 2004年5月31日 | |
| 柴田信勝 | |
鳥鎮の水質浄化については、詳細な水質分析データが入手できていないので具体的な検討には入れないが、目視による水質の現状は、 1 濁質による汚濁がはげしい 2 濁質の汚濁に伴い色度もかなり高い 3 当然のことながら溶存有機物による汚濁もはげしい 4 これらの汚濁によりおそらく溶存酸素(DO)も不足しており、底層では貧酸素状態から嫌気状態にあることが予想される 以上の4点がまず直感的に改善しなければならない点であると感じた点である。これらを引き起こす要因としては、 ・ 水がほとんど動いておらず、循環がない ・ 有機物、栄養塩負荷の増大による富栄養化の進行(藻類の増殖) ・ 元来、この水域は地質条件等により濁質の多い水である可能性がある 目視だけで得られた情報より、鳥鎮の水質浄化として行うべきことを優先順位に従って以下に述べる。 1 水流の確保(物質の循環速度の向上及び酸素補給速度の向上) 勾配のない地域ゆえ,自然流下による水流の発生が困難であるため、水域の各所で 間歇的にポンプアップして水頭差を発生させる。そこで滝などを設け水と空気の接触面積を稼ぎ酸素を液相へ多く移させ溶存酸素を豊富にする。また、修景的に水域系外に噴水を作り、その水を水域内へ循環させる。 これにより、好気性生物による有機物の分解・摂取および栄養塩類の同化を期待す る。 2 新設住居・宿泊施設等からの汚水負荷の遮断 これは、いうまでもなく下水道の完備のことである。また、鳥鎮集落の排水については、元来水域の自浄作用で浄化できていたのだから水域の浄化能力で負担する。ただし、生活様式の急激な変化により負荷の質が変化している場合(合成洗剤や化学薬品の多用)は遮断する。 3 水域系外における水処理 ポンプ(水車)等により、系外に出した水は、ビオトープのような自然に植生した生物や植物等により物質交換が行えればよいが、これを行うためには広大な敷地を確保しなければならないと思われる。隣接したところに土地があれば、人工池をつくり浄化槽として利用する。しかし、時間も敷地も限られたものであるとするならば、従来浄水処理や下水の三次処理などで使用されている処理法を適用するしかない。処理の段階としては以下のようになる。 1) 粗いろ材の砂ろ過による濁質除去 2) 凝集剤による凝集沈殿での濁質の沈殿除去(汚泥が発生) 3) 細かいろ材による砂ろ過による濁質除去および色度低減 このあと、更なる色度低減や有機物の低減が望まれるなら、活性炭(竹炭や炭なども転用可)による処理も検討する。 この他、オゾン処理、膜処理、紫外線処理などの方法もあるがエネルギー消費が多いため検討からはずしたい。また、光触媒はエネルギー源が太陽光であるため面白い方法であるが、液相では時間がかかり、所要処理量との兼ね合いが問題となるだろ。 4 水処理に伴う廃棄物(汚泥等)等の処分あるいは再利用法の確立 この点が、最も確立が難しいが、下水処理とはことなるので有害成分の蓄積は少ないものと思われる。ただし、十分な分析が必要であり、有害成分(重金属等)がなければ処分や再利用の方法は現地の状況にあわせて提案できる。 5 その他 鳥鎮の水路には、水生植物がほとんどみられなかったが、水路の脇に水生(水草が主)植物を植生させてみるのも浄化につながるかもしれない。 |
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| 【烏鎮ホームページ】 http://www.xitong.net/tourzj/wuzhen.html | |
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